内祝いの種類と贈り方

うちの祝い事の数だけある内祝いの種類

内祝いは、現在ではお祝いをもらった人へのお返しの意味合いが強くなっています。内祝いは本来「うちの祝い事」のことで、以前はお祝いの有無にかかわらず福をお裾分けするために食事会などを開いていました。主な内祝いの種類には結婚内祝いや出産内祝い、入園や入学内祝いなどがあります。結婚内祝いは、結婚した際の報告も兼ねています。出産内祝いは、赤ちゃんのお披露目の意味も持ちます。入園や入学内祝いにも、それを相手に知らせるという目的があります。そのため、これらの内祝いには写真入りのメッセージカードなどを添えると喜ばれます。新築内祝いや快気祝いも内祝いです。その他にも成人や就職、退職など、うちの祝い事に対しては内祝いを贈ります。

内祝いによって異なる贈り方のマナー

結婚内祝いは披露宴に招待できなかったり、披露宴を行わなかった場合などにご祝儀の半額程度をお返しするのがマナーです。披露宴に招待した人に対しては、食事や引き出物が結婚内祝いの代わりになります。出産内祝いは、出産後1か月から2か月を目途に贈ります。出産内祝いで気を付けたいのは、のし下の名前です。通常は世帯主の名前を書きますが、この場合は赤ちゃんの名前にします。入園や入学内祝いはランドセルなど高額なお祝いをもらった際に贈りますが、必ず入園式や入学式が終わってから贈りましょう。家を新築した際は、お披露目も兼ねて家に招待するのが基本です。高額な贈り物をもらったり、遠方で招待できない場合に新築内祝いを贈ります。病気が完全に治癒していない場合は、快気祝いではなく「お礼」としましょう。